3 | 介護保険施設の状況 |
(1) | 都道府県別定員 都道府県別に65歳以上人口10万対の介護保険施設定員をみると、徳島県が4,799人で最も多く、次いで富山県が4,428人、石川県が4,277人となっている。一方、少ない都道府県は東京都が2,239人で最も少なく、次いで埼玉県が2,479人、神奈川県が2,618人となっている。(表11、図9) |
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平成17年10月1日現在
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(2) | 定員、在所者数、利用率 施設の種類ごとに定員をみると、介護老人福祉施設は383,326人、介護老人保健施設は297,769人、介護療養型医療施設は129,942人となっており、在所者数は、それぞれ376,328人、269,352人、120,448人で利用率は3施設とも9割を超えている(表12)。 |
表12 | 施設の種類別にみた定員、在所者数、利用率 |
各年10月1日現在
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注: | 介護療養型医療施設における「定員」は介護指定病床数である。 |
(3) | 定員規模別施設数 施設の定員規模別に施設数をみると、介護老人福祉施設では「50〜59人」が43.7%、介護老人保健施設では「100〜109人」が40.7%、介護療養型医療施設では「1〜9人」が28.8%と、それぞれ最も多くなっている(表13)。 |
表13 | 定員規模別にみた施設数及び構成割合 |
平成17年10月1日現在
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(4) | 室定員別室数 各施設における室定員別室数をみると、介護老人福祉施設及び介護老人保健施設の個室が前年に比べ増加しており、その中でもユニットの中の居室(療養室)の割合が増えている。 介護療養型医療施設は、いずれの室においても前年に比べ減少している。(表14、図10) |
表14 | 施設の種類別にみた室定員別室数 |
各年10月1日現在
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図10 | 施設の種類別にみた室定員別室数(構成割合)の年次推移 |
各年10月1日現在
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(5) | 要介護度別在所者数 在所者を要介護度別にみると、介護老人福祉施設では「要介護5」が32.3%、介護老人保健施設では「要介護4」が27.2%と最も多い。介護療養型医療施設では「要介護5」が54.0%と最も多く、在所者数の5割を超えている。(図11) |
図11 | 要介護度別にみた在所者数(構成割合)の年次推移 |
各年10月1日現在
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(6) | 介護老人保健施設における認知症専門棟の状況 介護老人保健施設における認知症専門棟の状況をみると、認知症専門棟のある施設、定員及び在所者数のいずれも増加している。また、全施設に占める割合も3割を超えている。(表15) |
表15 | 介護老人保健施設における認知症専門棟の状況の年次推移 |
各年10月1日現在
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(7) | 介護老人福祉施設におけるユニットケア(小規模生活単位型及び一部小規模生活単位型)の状況 介護老人福祉施設におけるユニットケアの状況をみると、全施設(5,535施設)のうち、ユニットケアを実施している施設は771施設で、そのうち「小規模生活単位型」が468施設、「一部小規模生活単位型」が303施設となっており、平均ユニット数はそれぞれ6.9、3.0となっている(表16)。 |
表16 | 介護老人福祉施設におけるユニットケアの状況 |
平成17年10月1日現在
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注: | 介護老人福祉施設におけるユニットとは、少数の居室及び当該居室に近接して設けられる共同生活室(当該居室の入居者が交流し、共同で日常生活を営むための場所をいう。)により、一体的に構成される場所をいう。 |
(8) | 介護老人保健施設におけるユニットの状況 介護老人保健施設のうちユニットを整備している施設は、全施設(3,278施設)のうち、238施設となっており、平均ユニット数は5.1となっている(表17)。 |
表17 | 介護老人保健施設におけるユニットの状況 |
平成17年10月1日現在
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注: | 介護老人保健施設におけるユニットとは、療養室をいくつかのグループに分け、少数の療養室と食堂や談話スペース(居宅での居間に相当する)等によって一体的に構成される療養室環境をいう。 |