結果の概要
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保育所定員の弾力化の状況
平成17年10月1日現在で保育所がある市町村数は2,162である。このうち、保育所定員の弾力化(定員を超えて入所できるようにすること)を認めている市町村が1,749(80.9%)で、定員の弾力化を認めていない市町村が413(19.1%)となっている。
保育所定員の弾力化を実施している保育所がある市町村は1,494(69.1%)で、公営・私営ともに実施している保育所がある市町村が722(33.4%)、公営のみ実施している保育所がある市町村が362(16.7%)、私営のみ実施している保育所がある市町村が410(19.0%)となっている。(図1) |
平成17年10月1日現在
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保育所定員の弾力化の状況を市郡別にみると、全ての「指定都市」で弾力化を認めているが、「その他の市」では759のうち729(96.0%)、「郡部」では保育所がある1,389のうち1,006(72.4%)で弾力化を認めている(表1)。
平成17年10月1日現在
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実数 |
構成割合(%) |
保育所がある 市町村 |
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保育所がある 市町村 |
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弾力化を認めて いる市町村 |
弾力化を認めて いない市町村 |
弾力化を認めて いる市町村 |
弾力化を認めて いない市町村 |
総数 |
2 162 |
1 749 |
413 |
100.0 |
80.9 |
19.1 |
指定都市 |
14 |
14 |
- |
100.0 |
100.0 |
- |
その他の市 |
759 |
729 |
30 |
100.0 |
96.0 |
4.0 |
人口15万人以上の市 |
159 |
155 |
4 |
100.0 |
97.5 |
2.5 |
人口10万〜15万人未満の市 |
98 |
97 |
1 |
100.0 |
99.0 |
1.0 |
人口5万〜10万人未満の市 |
254 |
245 |
9 |
100.0 |
96.5 |
3.5 |
人口5万人未満の市 |
248 |
232 |
16 |
100.0 |
93.5 |
6.5 |
郡部 |
1 389 |
1 006 |
383 |
100.0 |
72.4 |
27.6 |
注: |
人口は住民基本台帳(平成17年3月31日現在)による。 |
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保育所定員の弾力化を実施している保育所数は13,405(59.2%)である。これを市郡別にみると、「指定都市」では1,913(74.8%)の保育所が弾力化を実施しているが、「その他の市」では9,649(62.7%)、「郡部」では1,843(39.4%)となっている。
さらに保育所の公営・私営別にみると、全ての人口規模において私営保育所の方が公営保育所よりも定員の弾力化の実施割合が高くなっている。(表2)
表2 |
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市郡別にみた公営−私営別保育所における保育所定員の弾力化の実施状況 |
平成17年10月1日現在
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保育所総数 |
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公営 |
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私営 |
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弾力化を実施 している |
弾力化を実施 していない |
弾力化を実施 している |
弾力化を実施 していない |
弾力化を実施 している |
弾力化を実施 していない |
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実数 |
総数 |
22 633 |
13 405 |
9 228 |
11 857 |
4 708 |
7 149 |
10 776 |
8 697 |
2 079 |
指定都市 |
2 556 |
1 913 |
643 |
949 |
588 |
361 |
1 607 |
1 325 |
282 |
その他の市 |
15 401 |
9 649 |
5 752 |
7 782 |
3 321 |
4 461 |
7 619 |
6 328 |
1 291 |
人口15万人以上の市 |
7 251 |
4 968 |
2 283 |
3 389 |
1 658 |
1 731 |
3 862 |
3 310 |
552 |
人口10万〜15万人未満の市 |
2 077 |
1 441 |
636 |
951 |
485 |
466 |
1 126 |
956 |
170 |
人口5万〜10万人未満の市 |
3 647 |
2 103 |
1 544 |
2 030 |
781 |
1 249 |
1 617 |
1 322 |
295 |
人口5万人未満の市 |
2 426 |
1 137 |
1 289 |
1 412 |
397 |
1 015 |
1 014 |
740 |
274 |
郡部 |
4 676 |
1 843 |
2 833 |
3 126 |
799 |
2 327 |
1 550 |
1 044 |
506 |
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構成割合(%) |
総数 |
100.0 |
59.2 |
40.8 |
100.0 |
39.7 |
60.3 |
100.0 |
80.7 |
19.3 |
指定都市 |
100.0 |
74.8 |
25.2 |
100.0 |
62.0 |
38.0 |
100.0 |
82.5 |
17.5 |
その他の市 |
100.0 |
62.7 |
37.3 |
100.0 |
42.7 |
57.3 |
100.0 |
83.1 |
16.9 |
人口15万人以上の市 |
100.0 |
68.5 |
31.5 |
100.0 |
48.9 |
51.1 |
100.0 |
85.7 |
14.3 |
人口10万〜15万人未満の市 |
100.0 |
69.4 |
30.6 |
100.0 |
51.0 |
49.0 |
100.0 |
84.9 |
15.1 |
人口5万〜10万人未満の市 |
100.0 |
57.7 |
42.3 |
100.0 |
38.5 |
61.5 |
100.0 |
81.8 |
18.2 |
人口5万人未満の市 |
100.0 |
46.9 |
53.1 |
100.0 |
28.1 |
71.9 |
100.0 |
73.0 |
27.0 |
郡部 |
100.0 |
39.4 |
60.6 |
100.0 |
25.6 |
74.4 |
100.0 |
67.4 |
32.6 |
注: |
人口は住民基本台帳(平成17年3月31日現在)による。 |
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保育所定員の弾力化を認めていない413市町村について「今後の予定」をみると、「認める予定」が23(5.6%)、「現在検討中」が35(8.5%)、「認める予定なし」が355(86.0%)となっている(図2)。
また、「現在検討中」及び「認める予定なし」の390市町村について、「現在認めていない理由」をみると、「待機児童がいないため、必要ない」が347(89.0%)となっている(図3)。
図2 |
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保育所定員の弾力化を認めて いない市町村の今後の予定 |
平成17年10月1日現在
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図3 |
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「現在検討中」と「認める予定なし」の市町村の 「現在認めていない理由」(複数回答) |
平成17年10月1日現在
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