「薬剤耐性に関するワンヘルス・グローバル・リーダーズ・グループ」の設置について

1.背景

2016年9月に開催された薬剤耐性(AMR)に関する国連ハイレベル会合の後に、国連事務総長が「AMRに関する国連組織間調整委員会」を招集しました。その後、2019年4月に同委員会が国連事務総長宛にレポートを提出し、「AMR に関するワンヘルス・グローバル・リーダーズ・グループ」の設置を提言しました。本グループはこの提言を受け、AMRによって起きる危機に対し確実に行動がとられるようにするための啓発活動・アドバイス機能をもつ組織として、国連事務総長の要請の下、WHO(世界保健機関)、FAO(国連食糧農業機関)、OIE(国際獣疫事務局)によって2020年11月に設置されたものです。


2.役割

本グループの役割は以下の通りです。
・国際社会の中でAMRの政治的なモメンタムや市民からの支持を維持すること
・WHO、 FAO、OIEの活動を支援し、啓蒙すること
・AMRに関する国際社会の対応の進捗を管理すること 等


3.メンバー

バングラデシュのハシナ首相及びバルバドスのモトリー首相が共同議長を務め、現・元首脳や大臣、政府高官等から構成されます。日本からは、塩崎恭久氏(衆議院議員)が選出されました。詳細は別紙をご参照ください。


4.今後の活動

年に2回会議を開催予定。