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2023年6月30日 第66回中央最低賃金審議会 議事録
日時
令和5年6月30日(金) 15:07~15:18
場所
厚生労働省省議室
(東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館9階)
(東京都千代田区霞が関1-2-2 中央合同庁舎5号館9階)
出席者
公益代表委員
藤村会長、戎野委員、権丈委員、小西委員、首藤委員
労働者代表委員
池田委員、伊藤委員、永井委員、仁平委員、平野委員、水崎委員
使用者代表委員
大下委員、佐久間委員、志賀委員、土井委員、新田委員、堀内委員
事務局
加藤厚生労働大臣、鈴木労働基準局長、青山大臣官房審議官、岡賃金課長、友住主任中央賃金指導官、
古長調査官、長山賃金課長補佐、青野賃金課長補佐、川辺副主任中央賃金指導官
藤村会長、戎野委員、権丈委員、小西委員、首藤委員
労働者代表委員
池田委員、伊藤委員、永井委員、仁平委員、平野委員、水崎委員
使用者代表委員
大下委員、佐久間委員、志賀委員、土井委員、新田委員、堀内委員
事務局
加藤厚生労働大臣、鈴木労働基準局長、青山大臣官房審議官、岡賃金課長、友住主任中央賃金指導官、
古長調査官、長山賃金課長補佐、青野賃金課長補佐、川辺副主任中央賃金指導官
議題
(1)会長及び会長代理の選任について
(2)令和5年度地域別最低賃金改定額の目安について(諮問)
(3)その他
(2)令和5年度地域別最低賃金改定額の目安について(諮問)
(3)その他
議事
○岡賃金課長
ただいまから、「第66回中央最低賃金審議会」を開催いたします。本日はお忙しいところ、御出席いただきましてありがとうございます。賃金課長の岡でございます。
本日の会議は、中央最低賃金審議会委員の一斉改選後、初めての会議でございます。会長が選出されるまでの間、私が進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。お手元に新しい委員名簿を資料No.1としてお配りしておりますので、御確認ください。
なお、本日は松浦委員が御欠席です。
新たに就任されました委員を御紹介いたします。まず、公益代表委員といたしまして、立正大学経済学部教授の戎野淑子委員、立教大学経済学部教授の首藤若菜委員、続いて労働者代表委員といたしまして、全日本自動車産業労働組合総連合会常任執行委員の池田智香子委員、最後に、使用者代表委員といたしまして、全国商工会連合会中小企業問題研究所所長の土井和雄委員です。以上となります。
次に、会長及び会長代理についてですが、最低賃金法第24条第2項及び第4項の規定によりまして、「公益を代表する委員のうちから、委員が選挙する。」こととされております。いかが取り計らいましょうか。どうぞ、権丈先生。
○権丈委員
これまでの御実績、そして、また御見識が大変おありでありますことから、会長を藤村委員に、また会長代理を戎野委員にお願いしてはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
○岡賃金課長
ただいま藤村委員を会長に、戎野委員を会長代理にという御提案がありましたが、いかがでしょうか。
(異議なし)
○岡賃金課長
それでは、御賛同を頂きましたので、これをもちまして会長は藤村委員、会長代理は戎野委員となりましたので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、ただいま会長に御就任いただきました藤村委員に御挨拶を頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
○藤村会長
会長に選任されました藤村でございます。最低賃金については、非常に関心が高まっております。この審議会で正にしっかり議論をして決めていくことが、政府からも求められております。労働者側委員、それから使用者側委員、それぞれの御意見をしっかり聞きながら、ちゃんと根拠を示して、目安を取りまとめていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○岡賃金課長
ありがとうございました。それでは、これ以降の進行は藤村会長にお願いいたします。
○藤村会長
それでは、本日の議題に入ります。「令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)」でございます。本日は大臣に出席を頂いておりますので、大臣から諮問文を頂戴いたします。
○加藤厚生労働大臣
令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について、新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版(令和5年6月16日閣議決定)及び経済財政運営と改革の基本方針2023(同日閣議決定)に配意した、貴会の調査審議を求める。厚生労働大臣加藤勝信。よろしくお願いいたします。
(諮問文手交)
○藤村会長
それでは、大臣から御発言を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○加藤厚生労働大臣
厚生労働大臣の加藤勝信でございます。今日は、各委員の皆さん方、大変お忙しい中ありがとうございます。また、今新たに会長として藤村会長、また会長代理として戎野委員にそれぞれお願いする新体制がスタートするところでございます。どうぞひとつ、よろしくお願いしたいと思います。
ただいま、令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について諮問をいたしました。
政府としては、人への投資を強化し、三位一体の労働市場改革を進め、物価高に打ち勝つ持続的で構造的な賃上げの実現を目指し、その環境整備に取り組んでおります。
物価高や人手不足を背景に、今年の春季労使交渉の賃上げ率は、経団連の第1回集計結果では、大企業3.91%、中小企業2.94%、連合の第6回の回答集計結果では、全体3.66%、中小企業3.36%と、約30年ぶりの高い伸び率となっております。この賃上げの流れの維持・拡大を図り、非正規雇用労働者や中小企業にも波及させていくには、最低賃金による底上げも必要であります。そして、これらの賃上げにおいては、実質賃金をプラスにしていくことが重要であります。
昨年度の最低賃金については、当審議会で公労使の皆さんに真摯に御審議していただき、全国加重平均で3.3%増の31円と、過去最高の引上げ額となり、改定後の最低賃金は全国加重平均で961円となりました。他方、昨年度後半の消費者物価指数は、前年同月比4~5%増で推移したことに留意する必要があります。
6月16日に閣議決定されました「骨太の方針2023(経済財政運用と改革の基本方針2023)」では、最低賃金について、今年は全国加重平均1,000円を達成することを含めて、公労使三者構成の最低賃金審議会で、しっかりと議論を行うこと、また、今後とも地域別最低賃金の最高額に対する最低額の比率を引き上げる等、地域間格差の是正を図ることとされたところであります。
一方、最低賃金の引上げに当たっては、中小企業が賃上げできる環境整備が重要であり、適切な価格転嫁対策や下請取引の適正化の推進、業務改善助成金等による中小企業の生産性向上支援策の推進などについて、政府全体として取り組んでまいります。
審議会の皆様方におかれましては、今年の賃上げの状況や物価の動向、企業の業況等を考慮いただくとともに、地域間格差の是正にも御留意いただきながら、今年の最低賃金額改定の目安について、御議論いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○藤村会長
どうもありがとうございました。大臣は他の用務のために、ここで退席をされます。
(厚労大臣 退席)
○藤村会長
それでは、次の議題に移ります。今後の進め方でございますけれども、お手元の資料No.2の運営規程を御覧ください。第3条に「会長は、審議会の議決により、特定の事案について事実の調査をし、又は細目にわたる審議を行うため、委員を指名して小委員会等を設けることができる」とございます。
目安につきましては、従前の例にならいまして、今年度も「目安に関する小委員会」を設けて審議を行うこととしたいと思います。また、小委員会の委員には、お手元の資料No.6に挙げられております方々にお願いをしたいと思いますけれども、皆様、いかがでしょうか。よろしいですか。
(異議なし)
○藤村会長
どうもありがとうございます。小委員会の委員については、案のとおりといたします。
次に小委員会の委員長及び委員長代理の選出につきましては、いかがいたしましょうか。
どうぞ、小西委員。
○小西委員
小委員会の委員長を藤村会長に、委員長代理を戎野委員にお願いしてはいかがかと考えております。
○藤村会長
という御提案ですが、よろしいですか。
(異議なし)
○藤村会長
ありがとうございます。それでは、私は委員長を兼務させていただきます。小委員会委員の方々には、誠に御苦労をお掛けいたしますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。その他、皆さんから御意見等があれば、お願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。意見がないようですので、小委員会の審議に移りたいと思います。
では、引き続き「目安に関する小委員会」を開催いたします。小委員会の委員におかれましては、準備の都合上、開催までしばらくお時間を頂きたいと思います。
ただいまから、「第66回中央最低賃金審議会」を開催いたします。本日はお忙しいところ、御出席いただきましてありがとうございます。賃金課長の岡でございます。
本日の会議は、中央最低賃金審議会委員の一斉改選後、初めての会議でございます。会長が選出されるまでの間、私が進行を務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。お手元に新しい委員名簿を資料No.1としてお配りしておりますので、御確認ください。
なお、本日は松浦委員が御欠席です。
新たに就任されました委員を御紹介いたします。まず、公益代表委員といたしまして、立正大学経済学部教授の戎野淑子委員、立教大学経済学部教授の首藤若菜委員、続いて労働者代表委員といたしまして、全日本自動車産業労働組合総連合会常任執行委員の池田智香子委員、最後に、使用者代表委員といたしまして、全国商工会連合会中小企業問題研究所所長の土井和雄委員です。以上となります。
次に、会長及び会長代理についてですが、最低賃金法第24条第2項及び第4項の規定によりまして、「公益を代表する委員のうちから、委員が選挙する。」こととされております。いかが取り計らいましょうか。どうぞ、権丈先生。
○権丈委員
これまでの御実績、そして、また御見識が大変おありでありますことから、会長を藤村委員に、また会長代理を戎野委員にお願いしてはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。
○岡賃金課長
ただいま藤村委員を会長に、戎野委員を会長代理にという御提案がありましたが、いかがでしょうか。
(異議なし)
○岡賃金課長
それでは、御賛同を頂きましたので、これをもちまして会長は藤村委員、会長代理は戎野委員となりましたので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、ただいま会長に御就任いただきました藤村委員に御挨拶を頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
○藤村会長
会長に選任されました藤村でございます。最低賃金については、非常に関心が高まっております。この審議会で正にしっかり議論をして決めていくことが、政府からも求められております。労働者側委員、それから使用者側委員、それぞれの御意見をしっかり聞きながら、ちゃんと根拠を示して、目安を取りまとめていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○岡賃金課長
ありがとうございました。それでは、これ以降の進行は藤村会長にお願いいたします。
○藤村会長
それでは、本日の議題に入ります。「令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)」でございます。本日は大臣に出席を頂いておりますので、大臣から諮問文を頂戴いたします。
○加藤厚生労働大臣
令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について、新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版(令和5年6月16日閣議決定)及び経済財政運営と改革の基本方針2023(同日閣議決定)に配意した、貴会の調査審議を求める。厚生労働大臣加藤勝信。よろしくお願いいたします。
(諮問文手交)
○藤村会長
それでは、大臣から御発言を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○加藤厚生労働大臣
厚生労働大臣の加藤勝信でございます。今日は、各委員の皆さん方、大変お忙しい中ありがとうございます。また、今新たに会長として藤村会長、また会長代理として戎野委員にそれぞれお願いする新体制がスタートするところでございます。どうぞひとつ、よろしくお願いしたいと思います。
ただいま、令和5年度地域別最低賃金額改定の目安について諮問をいたしました。
政府としては、人への投資を強化し、三位一体の労働市場改革を進め、物価高に打ち勝つ持続的で構造的な賃上げの実現を目指し、その環境整備に取り組んでおります。
物価高や人手不足を背景に、今年の春季労使交渉の賃上げ率は、経団連の第1回集計結果では、大企業3.91%、中小企業2.94%、連合の第6回の回答集計結果では、全体3.66%、中小企業3.36%と、約30年ぶりの高い伸び率となっております。この賃上げの流れの維持・拡大を図り、非正規雇用労働者や中小企業にも波及させていくには、最低賃金による底上げも必要であります。そして、これらの賃上げにおいては、実質賃金をプラスにしていくことが重要であります。
昨年度の最低賃金については、当審議会で公労使の皆さんに真摯に御審議していただき、全国加重平均で3.3%増の31円と、過去最高の引上げ額となり、改定後の最低賃金は全国加重平均で961円となりました。他方、昨年度後半の消費者物価指数は、前年同月比4~5%増で推移したことに留意する必要があります。
6月16日に閣議決定されました「骨太の方針2023(経済財政運用と改革の基本方針2023)」では、最低賃金について、今年は全国加重平均1,000円を達成することを含めて、公労使三者構成の最低賃金審議会で、しっかりと議論を行うこと、また、今後とも地域別最低賃金の最高額に対する最低額の比率を引き上げる等、地域間格差の是正を図ることとされたところであります。
一方、最低賃金の引上げに当たっては、中小企業が賃上げできる環境整備が重要であり、適切な価格転嫁対策や下請取引の適正化の推進、業務改善助成金等による中小企業の生産性向上支援策の推進などについて、政府全体として取り組んでまいります。
審議会の皆様方におかれましては、今年の賃上げの状況や物価の動向、企業の業況等を考慮いただくとともに、地域間格差の是正にも御留意いただきながら、今年の最低賃金額改定の目安について、御議論いただきますよう、よろしくお願いいたします。
○藤村会長
どうもありがとうございました。大臣は他の用務のために、ここで退席をされます。
(厚労大臣 退席)
○藤村会長
それでは、次の議題に移ります。今後の進め方でございますけれども、お手元の資料No.2の運営規程を御覧ください。第3条に「会長は、審議会の議決により、特定の事案について事実の調査をし、又は細目にわたる審議を行うため、委員を指名して小委員会等を設けることができる」とございます。
目安につきましては、従前の例にならいまして、今年度も「目安に関する小委員会」を設けて審議を行うこととしたいと思います。また、小委員会の委員には、お手元の資料No.6に挙げられております方々にお願いをしたいと思いますけれども、皆様、いかがでしょうか。よろしいですか。
(異議なし)
○藤村会長
どうもありがとうございます。小委員会の委員については、案のとおりといたします。
次に小委員会の委員長及び委員長代理の選出につきましては、いかがいたしましょうか。
どうぞ、小西委員。
○小西委員
小委員会の委員長を藤村会長に、委員長代理を戎野委員にお願いしてはいかがかと考えております。
○藤村会長
という御提案ですが、よろしいですか。
(異議なし)
○藤村会長
ありがとうございます。それでは、私は委員長を兼務させていただきます。小委員会委員の方々には、誠に御苦労をお掛けいたしますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。その他、皆さんから御意見等があれば、お願いをしたいと思いますが、いかがでしょうか。よろしいですか。意見がないようですので、小委員会の審議に移りたいと思います。
では、引き続き「目安に関する小委員会」を開催いたします。小委員会の委員におかれましては、準備の都合上、開催までしばらくお時間を頂きたいと思います。