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2021年6月22日 第60回中央最低賃金審議会 議事録
日時
令和3年6月22日(火) 10:00~10:13
場所
厚生労働省省議室(9階)
出席者
- 公益代表委員
- 藤村会長、鹿住委員、権丈委員、小西委員、中窪委員、松浦委員
- 労働者代表委員
- 伊藤委員、古賀委員、小原委員、冨田委員、永井委員、平野委員
- 使用者代表委員
- 大下委員、佐久間委員、志賀委員、新田委員、堀内委員
- 事務局
- 三原厚生労働副大臣、吉永労働基準局長、小林大臣官房審議官、大塚賃金課長、小城主任中央賃金指導官、
田之上副主任中央賃金指導官、尾崎賃金課長補佐、長山賃金課長補佐
議題
(1)会長及び会長代理の選任について
(2)令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)
(3)その他
(2)令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)
(3)その他
議事
○大塚賃金課長
定刻になりましたので、ただいまから第60回中央最低賃金審議会を開催いたします。
本日はお忙しいところ、委員の皆様方におかれましては御出席いただきまして誠にありがとうございます。賃金課長の大塚でございます。本日の会議でございますけれども、中央最低賃金審議会委員の一斉改選後、初めての会議でございます。会長が選出されるまでの間、私が進行を努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お手元に新しい委員名簿を資料No.1としてお配りしておりますので御確認ください。なお、本日は高原委員が御欠席です。
はじめに、委員に一部交代がございましたので御紹介いたします。先月行われました第59回中央最低賃金審議会以降に、立正大学経済学部教授の戎野委員、一般社団法人日本経済団体連合会本部長の池田委員、株式会社東商サポート&サービス顧問の橋本委員が御退任されました。
新たに就任されました委員を御紹介いたします。まず、公益委員といたしまして、明治大学法学部教授の小西康之委員です。
○小西委員
小西と申します。よろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。続きまして、使用者側委員といたしまして、一般社団法人日本経済団体連合会労働政策本部長の新田秀司委員です。
○新田委員
経団連の新田でございます。よろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。同じく、使用者側委員といたしまして、日本商工会議所産業政策第二部長の大下英和委員です。
○大下委員
日本商工会議所の大下と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。
次に、会長及び会長代理についてですが、最低賃金法第24条第2項及び第4項の規定によりまして、「公益を代表する委員のうちから、委員が選挙する」こととされておりますが、いかが取り計らいましょうか。鹿住先生、いかがでしょうか。
○鹿住委員
引き続き、御経験の長い藤村委員に会長を、会長代理に中窪委員をお願いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○大塚賃金課長
ありがとうございます。ただいま鹿住委員から、藤村委員を会長に、中窪委員を会長代理にという御提案がございましたけれども、いかがでございましょうか。
(異議なし)
○大塚賃金課長
ありがとうございます。それでは、委員の皆様の御賛同を頂きましたので、これをもちまして、会長は藤村委員、会長代理は中窪委員となりました。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ただいま御就任いただきました藤村会長に御挨拶を頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
○藤村会長
会長に指名されました藤村と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。それでは、これ以降の進行は藤村会長にお願いいたします。
○藤村会長
それでは、本日の議題に入ります。「令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)」です。本日は三原副大臣に御出席いただいておりますので、三原副大臣から諮問文を頂戴いたします。
○三原厚生労働副大臣
令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について、経済財政運営と改革の基本方針2021及び成長戦略実行計画・成長戦略フォローアップに配意した、貴会の調査審議を求める。令和3年6月22日。厚生労働大臣田村憲久。
(諮問文手交)
○藤村会長
それでは、三原副大臣から御発言を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○三原厚生労働副大臣
ただいま、令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について諮問をいたしました。
昨年度は新型コロナウイルス感染症による雇用・経済への影響等を踏まえ、全国加重平均で1円引上げとなりました。しかしながら、ポストコロナを見据え、経済の好循環を実現するためには、最低賃金を含めた賃金の引上げを継続していくことが不可欠です。
6月18日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2021及び成長戦略のフォローアップでは、賃上げしやすい環境整備に取り組むため、生産性向上等に取り組む中小企業への支援強化、下請取引の適性化、金融支援などに一層取り組みつつ、最低賃金について、感染症禍でも最低賃金を引き上げてきた諸外国の取組も参考にして、感染症拡大前に我が国で引き上げてきた実績を踏まえて、地域間格差にも配慮しながら、より早期に全国加重平均1,000円とすることを目指し、本年の引上げに取り組むとされたところであります。
新型コロナウイルス感染症については、希望する全ての対象者へのワクチン接種を10月から11月にかけて終えることを目指して全力で取り組んでおります。また、感染症の厳しい経済的な影響に対し、引き続き重点的・効果的な支援策を講じ、事業の継続と雇用の確保、生活の下支えに万全を期してまいります。
また、これまでも賃上げしやすい環境整備に向けて、中小企業における設備投資やIT化といった生産性向上の取組に対する支援や、下請事業者の取引環境の適性化などに、政府一丸となって取り組んでまいりました。引き続き関係省庁とも連携して、より一層の支援に取り組んでまいります。
経済の好循環の継続・拡大に向けて、最低賃金の引上げは非常に重要です。審議会におかれましては、こうした政府の取組も視野に入れながら、より早期の全国加重平均1,000円の実現への第一歩となるよう、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○藤村会長
どうもありがとうございました。三原副大臣は、他の用務のためここで退席されます。
○長山賃金課長補佐
報道各社の皆様に申し上げます。頭撮りはここまでとさせていただきます。カメラの方々は御退室いただきますようお願いいたします。
○藤村会長
それでは、次の議題に移ります。今後の進め方でございますけれども、お手元の資料No.2の運営規程を御覧ください。第3条に、「会長は、審議会の議決により、特定の事案について事実の調査をし、又は細目にわたる審議を行うため、委員を指名して小委員会等を設けることができる」とございます。目安につきましては、従前の例にならいまして、今年度も「目安に関する小委員会」を設けて審議を行うこととしたいと思います。また、小委員会の委員には、お手元の資料No.6に掲げられている方々にお願いをしたいと思いますが、皆様、いかがでしょうか。
(異議なし)
○藤村会長
よろしいですか。どうもありがとうございます。小委員会の委員については、案の通りといたします。
次に、小委員会の委員長及び委員長代理の選出につきましては、いかがいたしましょうか。
○鹿住委員
委員長を藤村委員に、委員長代理を中窪委員にお願いすることを御提案申し上げます。
(異議なし)
○藤村会長
よろしいですか。それでは、私が委員長を兼務させていただきます。小委員会の委員の方々には誠に御苦労をお掛けいたしますけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。
その他、皆さんから御意見等があればお願いをいたします。いかがでしょうか。冨田委員、どうぞ。
○冨田委員
ありがとうございます。本年の目安審議に臨むにあたり、厚生労働省事務方にお願いがありますので、発言をさせていただきたいと思います。
今年の審議は、昨年に引き続き、コロナ禍の収束が見通せない中での審議となります。現在も、宿泊や飲食を中心に、一部の産業・業種が厳しい環境にございます。一方で、最低賃金近傍で働く労働者は、解雇や勤務日数の減少により収入が激減するなど、生活の困窮度が深刻さを増しており、我々に寄せられる日々の労働相談の中でも、不安を訴える声が寄せられ続けております。それぞれが様々な不安を抱える中で、今求められているのは、社会の安定につながるセーフティネットを促進していくメッセージであり、最低賃金の改定はまさにそのメッセージとなり得ると考えております。改めて、本審議会の役割と責任、そして審議の難しさを痛感している次第でございます。
厚労省事務方におかれましては、最低賃金法第1条に基づいた審議が行えるよう、様々な資料の準備と審議会運営をお願いしたいと存じます。
労働側としましては、これまでと同様に、本審議会の根幹である三者構成を大事にし、公益の先生や使側の先生の御知見を伺いながら、誤りのない回答を出せるよう最大限努力してまいりたいと思います。
○藤村会長
はい、分かりました。そのほかございますでしょうか。よろしいですかね。
それでは、引き続き、目安に関する小委員会を開催いたします。小委員会の委員におかれましては、準備の都合上、開催までしばらくお時間を頂きたいと思います。よろしくお願いします。
定刻になりましたので、ただいまから第60回中央最低賃金審議会を開催いたします。
本日はお忙しいところ、委員の皆様方におかれましては御出席いただきまして誠にありがとうございます。賃金課長の大塚でございます。本日の会議でございますけれども、中央最低賃金審議会委員の一斉改選後、初めての会議でございます。会長が選出されるまでの間、私が進行を努めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
お手元に新しい委員名簿を資料No.1としてお配りしておりますので御確認ください。なお、本日は高原委員が御欠席です。
はじめに、委員に一部交代がございましたので御紹介いたします。先月行われました第59回中央最低賃金審議会以降に、立正大学経済学部教授の戎野委員、一般社団法人日本経済団体連合会本部長の池田委員、株式会社東商サポート&サービス顧問の橋本委員が御退任されました。
新たに就任されました委員を御紹介いたします。まず、公益委員といたしまして、明治大学法学部教授の小西康之委員です。
○小西委員
小西と申します。よろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。続きまして、使用者側委員といたしまして、一般社団法人日本経済団体連合会労働政策本部長の新田秀司委員です。
○新田委員
経団連の新田でございます。よろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。同じく、使用者側委員といたしまして、日本商工会議所産業政策第二部長の大下英和委員です。
○大下委員
日本商工会議所の大下と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。
次に、会長及び会長代理についてですが、最低賃金法第24条第2項及び第4項の規定によりまして、「公益を代表する委員のうちから、委員が選挙する」こととされておりますが、いかが取り計らいましょうか。鹿住先生、いかがでしょうか。
○鹿住委員
引き続き、御経験の長い藤村委員に会長を、会長代理に中窪委員をお願いしたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○大塚賃金課長
ありがとうございます。ただいま鹿住委員から、藤村委員を会長に、中窪委員を会長代理にという御提案がございましたけれども、いかがでございましょうか。
(異議なし)
○大塚賃金課長
ありがとうございます。それでは、委員の皆様の御賛同を頂きましたので、これをもちまして、会長は藤村委員、会長代理は中窪委員となりました。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、ただいま御就任いただきました藤村会長に御挨拶を頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
○藤村会長
会長に指名されました藤村と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
○大塚賃金課長
ありがとうございました。それでは、これ以降の進行は藤村会長にお願いいたします。
○藤村会長
それでは、本日の議題に入ります。「令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について(諮問)」です。本日は三原副大臣に御出席いただいておりますので、三原副大臣から諮問文を頂戴いたします。
○三原厚生労働副大臣
令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について、経済財政運営と改革の基本方針2021及び成長戦略実行計画・成長戦略フォローアップに配意した、貴会の調査審議を求める。令和3年6月22日。厚生労働大臣田村憲久。
(諮問文手交)
○藤村会長
それでは、三原副大臣から御発言を頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○三原厚生労働副大臣
ただいま、令和3年度地域別最低賃金額改定の目安について諮問をいたしました。
昨年度は新型コロナウイルス感染症による雇用・経済への影響等を踏まえ、全国加重平均で1円引上げとなりました。しかしながら、ポストコロナを見据え、経済の好循環を実現するためには、最低賃金を含めた賃金の引上げを継続していくことが不可欠です。
6月18日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2021及び成長戦略のフォローアップでは、賃上げしやすい環境整備に取り組むため、生産性向上等に取り組む中小企業への支援強化、下請取引の適性化、金融支援などに一層取り組みつつ、最低賃金について、感染症禍でも最低賃金を引き上げてきた諸外国の取組も参考にして、感染症拡大前に我が国で引き上げてきた実績を踏まえて、地域間格差にも配慮しながら、より早期に全国加重平均1,000円とすることを目指し、本年の引上げに取り組むとされたところであります。
新型コロナウイルス感染症については、希望する全ての対象者へのワクチン接種を10月から11月にかけて終えることを目指して全力で取り組んでおります。また、感染症の厳しい経済的な影響に対し、引き続き重点的・効果的な支援策を講じ、事業の継続と雇用の確保、生活の下支えに万全を期してまいります。
また、これまでも賃上げしやすい環境整備に向けて、中小企業における設備投資やIT化といった生産性向上の取組に対する支援や、下請事業者の取引環境の適性化などに、政府一丸となって取り組んでまいりました。引き続き関係省庁とも連携して、より一層の支援に取り組んでまいります。
経済の好循環の継続・拡大に向けて、最低賃金の引上げは非常に重要です。審議会におかれましては、こうした政府の取組も視野に入れながら、より早期の全国加重平均1,000円の実現への第一歩となるよう、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○藤村会長
どうもありがとうございました。三原副大臣は、他の用務のためここで退席されます。
○長山賃金課長補佐
報道各社の皆様に申し上げます。頭撮りはここまでとさせていただきます。カメラの方々は御退室いただきますようお願いいたします。
○藤村会長
それでは、次の議題に移ります。今後の進め方でございますけれども、お手元の資料No.2の運営規程を御覧ください。第3条に、「会長は、審議会の議決により、特定の事案について事実の調査をし、又は細目にわたる審議を行うため、委員を指名して小委員会等を設けることができる」とございます。目安につきましては、従前の例にならいまして、今年度も「目安に関する小委員会」を設けて審議を行うこととしたいと思います。また、小委員会の委員には、お手元の資料No.6に掲げられている方々にお願いをしたいと思いますが、皆様、いかがでしょうか。
(異議なし)
○藤村会長
よろしいですか。どうもありがとうございます。小委員会の委員については、案の通りといたします。
次に、小委員会の委員長及び委員長代理の選出につきましては、いかがいたしましょうか。
○鹿住委員
委員長を藤村委員に、委員長代理を中窪委員にお願いすることを御提案申し上げます。
(異議なし)
○藤村会長
よろしいですか。それでは、私が委員長を兼務させていただきます。小委員会の委員の方々には誠に御苦労をお掛けいたしますけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。
その他、皆さんから御意見等があればお願いをいたします。いかがでしょうか。冨田委員、どうぞ。
○冨田委員
ありがとうございます。本年の目安審議に臨むにあたり、厚生労働省事務方にお願いがありますので、発言をさせていただきたいと思います。
今年の審議は、昨年に引き続き、コロナ禍の収束が見通せない中での審議となります。現在も、宿泊や飲食を中心に、一部の産業・業種が厳しい環境にございます。一方で、最低賃金近傍で働く労働者は、解雇や勤務日数の減少により収入が激減するなど、生活の困窮度が深刻さを増しており、我々に寄せられる日々の労働相談の中でも、不安を訴える声が寄せられ続けております。それぞれが様々な不安を抱える中で、今求められているのは、社会の安定につながるセーフティネットを促進していくメッセージであり、最低賃金の改定はまさにそのメッセージとなり得ると考えております。改めて、本審議会の役割と責任、そして審議の難しさを痛感している次第でございます。
厚労省事務方におかれましては、最低賃金法第1条に基づいた審議が行えるよう、様々な資料の準備と審議会運営をお願いしたいと存じます。
労働側としましては、これまでと同様に、本審議会の根幹である三者構成を大事にし、公益の先生や使側の先生の御知見を伺いながら、誤りのない回答を出せるよう最大限努力してまいりたいと思います。
○藤村会長
はい、分かりました。そのほかございますでしょうか。よろしいですかね。
それでは、引き続き、目安に関する小委員会を開催いたします。小委員会の委員におかれましては、準備の都合上、開催までしばらくお時間を頂きたいと思います。よろしくお願いします。