第９９回ＩＬＯ総会の開催について

　今般、国際労働機関（ＩＬＯ）の第９９回総会が、スイス国ジュネーブで開催されることとなりました。
　ＩＬＯ総会は、毎年１回（通常６月）行われ、ＩＬＯ加盟１８３カ国の政府、労働者、使用者よりなる代表団が一堂に会する最高意思決定機関であり、ＩＬＯ条約等の国際労働基準の策定を含め、労働問題に係る議論を行います。
　会期、主な議題及び５月２５日付で閣議決定された我が国代表団の氏名は下記のとおりです（閣僚レベルの対応については現在調整中）。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　記

１　会期：平成２２年６月２日（水）～６月１８日（金）

２　主な議題：
(1) 事務局長の報告及び各国代表による演説
　事務局長の報告に対して、各国政労使の代表による演説が行われる。
(2) 条約及び勧告の適用状況
　各国における条約の批准・適用状況等に関する議論が行われる。
(3) 家事労働者の労働条件に関する条約及び勧告の検討
　家事労働者のディーセント・ワーク（働きがいのある人間らしい仕事）の実現のために、最低年齢、労働時間、労働安全衛生、移民の家事労働者の保護等、家事労働者の労働条件に関する規定を設けた条約及び勧告の策定に向け議論が行われる。
(4) 仕事の世界におけるＨＩＶ／エイズに関する勧告の検討
　昨年の総会における第１次討議に引き続いて討議が行われ、職場におけるHIV/エイズの問題（差別、予防、プライバシーの保護等）について各国で措置されるべき事項を定めた勧告が採択される予定。
(5) 戦略目標「雇用」に係る議論
　「雇用」分野における取組を各国が行うに当たって、いかなる現状にあり、ニーズを抱えているかを把握し、ＩＬＯの活動に反映するための議論が行われる。
(6) その他
　２００８－０９年予算の執行結果について報告が行われる。

• 我が国代表団の氏名：別紙 （PDF:88.6KB）

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