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令和5年11月7日 照会先 大臣官房国際課国際保健・協力室 室長 井谷(7301) |
第21回ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合(開催案内)
(1) 日程
令和5年11月28 日(火)~30日(木)
(2) 場所
別府温泉杉乃井ホテル 杉乃井ホール(大分県別府市観海寺1)
2. 開催目的
本会合は、社会保障分野においてASEAN各国との協力を強化し、併せてASEANにおける社会保障行政人材の育成を図るため、毎年、各国の幹部行政官を招聘し、日本の知見・経験を共有することを目的としています。
3. テーマ・議論の主題
(1) テーマ:地域で生き生きと自分らしく暮らせる社会の実現に向けて
~誰もが自分の力を最大限に発揮するための心身の機能の維持・向上に着目して~
(2) 議論の主題
・地域包括ケアシステムにおけるリハビリテーションの推進
・心身の維持強化に向けた地域における介護予防の取組の推進
・職域における健康増進・予防の取組
・健康で活動的な高齢化指標の活用
4. 参加者(予定)
ASEAN10か国※及び東ティモールの社会福祉政策担当幹部行政官、保健政策担当幹部行政官及び雇用政策担当幹部行政官、中国、韓国の行政官
※ブルネイ・ダルサラーム国、カンボジア王国、インドネシア共和国、
ラオス人民民主共和国、マレーシア、ミャンマー連邦共和国、
フィリピン共和国、シンガポール共和国、タイ王国、ベトナム社会主義共和国
5. 協力機関
ASEAN事務局、東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)、世界保健機関(WHO)、国際労働機関(ILO)駐日事務所、独立行政法人国際協力機構(JICA)、大分県、別府市
6. 使用言語
英語(会合1日目及び3日目は日英同時通訳あり)
7. 開催の趣旨
厚生労働省は、2003年より、社会保障の分野におけるASEAN諸国との緊密な関係をさらに発展させ、また、これら分野での人材育成を強化するため、ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合を開催しています。ASEAN10か国から社会福祉、保健政策、雇用政策を担当するハイレベル行政官を招聘し、中国、韓国の代表にもオブザーバー参加を依頼しています。本会合は、ASEAN+3保健担当及び社会福祉担当大臣会合を支える事業として関係国間で位置づけられており、これまでの会合の結果は、ASEAN+3保健大臣会合、ASEAN+3社会福祉大臣会合等に報告され、高い評価を得ています。
第21回会合のテーマは「地域で生き生きと自分らしく暮らせる社会の実現に向けて~誰もが自分の力を最大限に発揮するための心身の機能の維持・向上に着目して~」です。
アジア地域においては、急速な高齢化が進展しています。高齢になっても、地域で生き生きと自分らしく暮らせる社会を実現していくことは重要な課題となっています。
このため、予防やリハビリテーションを重視し、要介護状態とならないようにするためには、個々の高齢者のみならず、地域ぐるみで、健康時から健康管理・健康づくりを進めていくことがますます重要となっています。こうした予防やリハビリテーション等を通じた心身の機能の維持・向上の推進は、健康と福祉の向上だけでなく、生活の質の改善、長期ケアの必要性の遅延、潜在能力を最大限に発揮し社会参加できるようにするために不可欠な健康戦略であり、重要な課題です。また、高齢者等が地域で生き生きと自分らしく暮らしていくためには、急性期医療から在宅に円滑に移行するためのリハビリテーション等の推進が求められます。さらに、職場においては、高齢の労働者を含めて、誰もが安全で健康に働くための職場環境の実現に向けた取組の推進等が求められています。
本会合では、ASEAN各国からの参加者や国内有識者と共に、誰もが生涯にわたり個人の健康状態やライフスタイル等に応じて、自分の力を最大限に発揮するための心身の機能の維持・向上のための地域や職域における取組の現状や課題等を共有し、これからの社会を支えるための政策や支援の在り方について議論します。
8. プログラム(予定)
第1日目 : 11月28日(火) | |
9:00~9:20 | 開会式 開会挨拶 厚生労働省 (調整中) 大分県知事 佐藤樹一郎 ASEAN事務局 |
9:20~9:40 | 写真撮影 |
9:40~9:50 | 会合の趣旨説明 厚生労働省大臣官房国際課国際保健・協力室長 井谷哲也 |
9:50~10:20 | 基調講演
|
10:20~10:40 | 休憩 |
協力機関講演 | |
10:50~11:30 | 東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA) 医療介護政策担当ディレクター 加藤拓馬 WHO母子・新生児・思春期保健及び高齢化部 メディカルオフィサー 角由佳 ILO駐日代表 高﨑真一 JICA国際協力専門員 中村信太郎 |
11:30~13:00 | 昼食 |
13:00~13:30 | 基調講演
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パネルセッション1:地域包括ケアシステムにおけるリハビリテーションの推進 | |
13:30~14:25 | モデレーター:JICA国際協力専門員 中村信太郎 話題提供1:千葉県千葉リハビリテーションセンター長 菊池尚久 話題提供2:国立国際医療研究センター病院 リハビリテーション科医長 藤谷順子 発表:2~3か国程度 |
パネルセッション2:心身の維持強化に向けた地域における介護予防の取組の推進 | |
14:25~15:10 | モデレーター:調整中 話題提供:株式会社ライフリー デイサービス楽 発表:2~3か国程度 |
15:10~15:30 | 休憩 |
パネルセッション3:職域における健康増進・予防の取組 | |
15:40~16:15 | モデレーター:調整中 話題提供:大分県信用組合 発表:2~3か国程度 |
特別講演 | |
16:15~16:45 | 別府市長 長野恭紘 「持続可能な温泉観光都市を目指して」 |
17:30~19:00 | 歓迎レセプション |
第2日目 : 11月29日(水) | |
午前(視察) | 株式会社ライフリー デイサービス楽 |
社会福祉法人大翔会 Greenガーデン南大分 | |
通いの場(大分市・別府市) | |
12:00~14:00 | 昼食 |
午後(視察) | 社会福祉法人太陽の家 |
第3日目 : 11月30日(木) | |
9:30~10:00 | 視察振り返り モデレーター:厚生労働省大臣官房国際課国際保健・協力室長 井谷哲也 |
10:00~10:30 | 休憩 |
パネルセッション4:健康で活動的な高齢化指標の活用 | |
10:30~11:15 | モデレーター:ERIA 加藤拓馬 話題提供:国立社会保障・人口問題研究所副所長 林玲子 発表:2~3か国程度 |
11:15~13:00 | 昼食 |
13:00~13:30 | リコメンデーション採択 |
13:30~13:35 | 閉会 |
9. 傍聴
一般傍聴・取材が可能なプログラムは、11月28日(火)と11月30日(木)になります(11月28日(火)歓迎レセプションを除く)。併せて、2日目の視察の一部を取材可能といたします。
<2日目の取材可能範囲>
・9:30~11:00、11:25~12:25
社会福祉法人大翔会 Greenガーデン南大分(大分市上田町1-12-5)
・14:00~16:30
社会福祉法人太陽の家(別府市大別府市大字内竈1393-2)
傍聴・取材を希望される方は下記要領によりお申し込み下さい。
(募集要領)
- 別添傍聴申込書に必要事項を記載の上、電子メールにてお申し込みください。
- 申し込み先:第21回ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合事務局 株式会社イーシー
- 申し込み締め切りは、11月21日(火)17時(必着)とさせていただきます。
- 希望者多数の場合は抽選により選定させていただきますので御了承ください。傍聴できない場合は、こちらから御連絡させていただきます。
- 申し込まれた方は、11月22日(水)15時までに当方から特段の連絡がない場合、傍聴できるものと判断してください。
- 会合当日は、「顔写真付き身分証明書(免許証、社員証、パスポート等)」をご持参いただき、受付の際に提示してください。
- 傍聴者は留意事項を遵守してください。遵守されない場合は、ご退場いただく場合があります。
傍聴される皆様への留意事項
第21回ASEAN・日本社会保障ハイレベル会合の傍聴にあたり、次の留意事項を遵守してください。これらを守れない場合は退場していただくことがあります。
1 事務局の指定した場所以外の場所に立ち入ることはできません。
2 携帯電話等音の出る機器については、電源を切るか、マナーモードに設定してください。
3 会議の妨げとならないように静かにしてください。
4 その他、事務局職員の指示に従ってください。
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